ナイキのヴェイパーフライネクスト%のEKIDEN PACKバージョンが発売されたので、早速購入し、織田フィールドで履いてみました。
今日は南蛮連合というチームの5000mの月例タイムトライアルの日でした。しかし日曜日の松戸記録会5000mに出場したときの疲労が抜けきっておらず、今週末のM×Kディスタンス5000mに向けたテーパリングの観点からも、ヴェイパーフライの試し履きとしてキロ3分40秒ペース5000mのペース走をすることにしました。
ヴェイパーフライの第一印象は以下の2つ
①反発が相当強い
ペース走では主にペガサスターボ2(ヴェイパーとペガサスの中間と言われている)を使っていますが、ヴェイパーフライの「ペコーン」という反発力はペガサスターボ2とは比べ物になりませんね。(別に誰かと競っているわけではないのですが)いままでこんな靴を履いている人達と一緒に走っていたのか...と走りはじめから愕然としてしまいました。
②接地の衝撃をうまく吸収してくれる(このタイプの靴の最大のメリットかも)
ソールが軟らかいこともあってか、スピードを上げた際に足腰に「ドスン」とくる衝撃がかなり吸収されている気がしました。
最近走りすぎのせいか、右足外側の付け根付近に微妙な痛みがあるのですが、痛みへの不安を全く感じずに走ることができました。
東大生として箱根駅伝を走り、GMOアスリーツで活躍中の近藤秀一選手などはヴェイパーフライを使うことで「故障のリスクを抑えられる」とコメントされていますが、そのコメントに納得です。
ヴェイパーフライのタイム向上効果
最初の200mは43-44秒の感覚が、なんと41秒。その後ペースを落としましたが、「キロ3分40秒ってこんなに遅いんだな」と感じるほど、ヴェイパーフライから推進力のサポートを受けている感覚がありました。
3000mを11分ジャストで通過し、残り2000mとなったところで、ややストライドを伸ばしたところ、より強い反発力が得られ、ほとんどエネルギーを使わずにペースアップすることができました。
よく「ヴェイパーを履くと後半脚が持つ」と言われていますが、疲労で脚の回転が落ちて体が跳ねてきたときに、反発力でエネルギーを補えるというメカニズムなのかもしれません。
今日の5000mは18分13秒(3’39-41-39-37-34)でしたが、先週まるお製作所の練習会でターサージールを履いて行った8000mのペース走(3’50-50-45-45-40-40-35-35)よりも余裕度がかなり高かったことを考えると、やはり非厚底シューズと比べて1キロあたり3-5秒のアドバンテージを得られるシューズなのかなと思います。
ヴェイパーフライとの付き合い方
まだ1回しか履いていませんが、ヴェイパーフライが良いシューズであるということはよくわかりました。しかし12月27日のM×Kディスタンス5000mでの使用後、一旦ヴェイパーフライは封印しようと思っています。
なぜなら、これまで「5000mで高1の自分を超える」ことをターゲットに練習しているため、高1の時と極力同じ条件で16分23秒を破りたいと思うからです。
16分23秒を突破したあとは、15分台、14分台という未知の領域への挑戦のため、再度ヴェイパーフライを使い始めれば良いのかな。と思っています。